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太田紫織、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』、角川文庫、2013
 
 //140721 追記 → http://soberthe.blog.shinobi.jp/Entry/51/   
 
 古い本やら分厚い本やらばかりではなく、たまにはそれなりに最近の物も読んでみましょうかということで読んでみました。
 大雑把なまとめをすれば、骨フェチ世間ズレ我が道を行くお嬢様の櫻子さんが骨に関する蘊蓄で真実を見出すというお話です。ついでに、語り手の男の子が櫻子さんに振り回される話です。それらがおもしろさです。
 
 近年はこういう手のものが多いですね。喫茶店とか古書店とか、そういう系統と、キャラ萌え系統とをいい具合に混ぜ合わせたという感じが私にはしました。
 
 
 三話収録されていて、順々につまらなくなっているような並びだと私には思えました。理由を説明します。三話目においては、櫻子さんがただの探偵役になってしまっているからです。私の見立てでは、櫻子さんは骨フェチであるからこそ魅力に溢れかえっているのであって、単なる探偵は、他に代わりはいくらでもいるのです。一話、二話は、ちゃんと(?)骨が関わっています。といっても、二話目の本題は、すでにして海で発見された死体になってしまっていますが。
 そのような理由で、おもしろさがピアニッシモだと私は思うのですが、はて、これは私が歳をとったからなのか、眼鏡の度が合っていないからなのか。どうなのでしょうか。
 
 
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Hikari Miito

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